アポストロフィの位置にとまどいつつ、
久々に日本語キーボードをカタコト。
夜の間に洗濯を全部すませ、
翌日からの to do リストを。
忙しいけれど、旦那のいない2週間は貴重。
白目を血走らせて、頑張りますー。
*** ***
得難い得難い18日間でした。
プチ「地球の歩き方」卒業生の私は、
あれはあれで、若いころにやっててよかった、と
折に触れ、思います。
今は、何か、もっともっと、人に溶け込まないと、
もうやっていけなくなっています。
旦那さんのPは、ときどき、この人ほんまにアホちゃうか、とも思いますが(笑)
その点では、遥かに遥かに私の上を行く人です。
私はぜんぜんダメです。
でも、家族のように迎えてくれる人達がいました。
Pがオーストラリアで37年前に最初に赴任した学校のある、
Buronga という田舎町に今も住む夫婦は、
舅も姑もいないも同然で、父を亡くしたばかりの私に、
まるで義理の娘のような錯覚をおこさせてくれました。
日本の歌の楽譜を持って行くと、飛んでリコーダーを掴みに行って、
夢中で「川の流れのように」や「青い目のお人形」を練習していました。
カプチーノの機械をよく知らない私でしたが、
「Noriko、カプチーノ入れてくれる?」と最後の日に言われたら、
何だか嬉しかったのです。ひどいのを作ってしまいましたが・・・
藪しかない場所を刈って、自分で一から作ったという手作りの家は、
欲しい物を欲しい所に作ってあり、夫婦の夢があふれていました。
ピアノのある家に頼んでおいてくれ、一緒に演奏しました。
ハーモニカを吹いた実の父とは、一度も一緒に演奏してあげなかった、
旅の間、何度か、そんな風に父のことを思い出して胸がつまりました。
息子は Sydney にいます。
1人は都会でおしゃれに暮らす人です。
家で静かにPCを前に時々仕事をして、「これが僕の仕事」と余裕を見せます。
スマートです。結婚はせず、料理も上手です。
不足はなく、完成されています。
言うべきことははっきり言います。
「僕の家は君の家」と快く宿を提供してくれます。
友達を作るのもきっと上手です。
もう1人の息子は同じ都会、Sydneyで苦戦しています。
仕事を替わったばかりで、家も改装中で、よく先は見えませんが、
娘の顔を見る時の顔は、父親にそっくりです。
田舎の素朴さを残したままの人です。
人一倍スマートな11歳の娘と、好奇心満々に質問してくる7歳の息子は、
しかし現実は悲しく、娘は鬱がきつく自傷行為を行い、
息子は学習障害児と学校から言い渡さています。
田舎の祖父と祖母はそれを知りません。
桜の塩漬けがカップの中で広がるのを見て「わぁ~っ」と目を輝かせた
11歳の女の子が、、自傷?
おじさんの模型ヘリコプターを壊さないように慎重に言うことを聞き、
「岩おこし」は僕の国の言葉では何ていうの?と聞いた
7歳の男の子が、、学習障害?
さらに田舎のHillstoneという町には、
3代も続く大きな大きな農場を12年前に手放した家族がいます。
干ばつのためです。銀行はもうお金を貸してくれませんでした。
3人の息子は方向転換を強いられました。
1人は小さなその町で1つの車の修理屋を経営しています。
1人は別の小さな町で妻の母と妻の強すぎる絆に悩まされています。
1人はアボリジニの女性と結婚しました。
兄夫婦は、働かず政府の庇護で収入を得るアボリジニを軽蔑さえしています。
最後の晩に開かれた家族の食事会は、
実は、前にPが来た4年前以来だった、と、
Pは、こっそり父親から聞かされました。
ミルキーウェイを毎夜美しく仰ぐ家で、それでも、
古いエレクトーンを弾いて、Pと私と夫婦の4人で毎日楽しく歌いました。
小さな町では、どこで誰が昨日何をしてたか、明日何があるか、みんな知っています。
そんな箱庭みたいな町の老人ホームでプチライブをしました。
町のあちこちで声をかけてくれた人達が、
オールスター集合みたいに、集まってくれました(笑
老人というけれど、
97歳でもシャキシャキと歩き、くるくると笑います。
人生の大先輩達は、めちゃくちゃ強くて、たのもしいです。
Pも立つ瀬がありません。小気味がいいです(笑
何にもない Hillstone の町で運転しているとき、PがCDをかけてくれました。
自然と涙が、出て、出て、止まりませんでした。
"I still call Australia home♪"
*** ***
Buronga で、Dのリコーダーの講師、Sullivan家のピアノをお借りする。
Hillstone で、W家の古いエレクトーンを借りてプチライブの準備中。
HillstoneのLachlanLodgeで、プチライブに使わせて貰ったピアノは、
足元のペダルを出して、紙ロールをセットすれば、自動演奏ピアノに早変わり。
プチライブが終わって、W家の長女にあたるTと。とっても愉快な人なのだ♪
SydneyのG宅でのシンセを弾かせてもらい、Gの義理の姉、Vに、
"Night and Day"と"Summertime"を見事な美声で披露してもらいました ^^
夜の間に洗濯を全部すませ、
翌日からの to do リストを。
忙しいけれど、旦那のいない2週間は貴重。
白目を血走らせて、頑張りますー。
*** ***
得難い得難い18日間でした。
プチ「地球の歩き方」卒業生の私は、
あれはあれで、若いころにやっててよかった、と
折に触れ、思います。
今は、何か、もっともっと、人に溶け込まないと、
もうやっていけなくなっています。
旦那さんのPは、ときどき、この人ほんまにアホちゃうか、とも思いますが(笑)
その点では、遥かに遥かに私の上を行く人です。
私はぜんぜんダメです。
でも、家族のように迎えてくれる人達がいました。
Pがオーストラリアで37年前に最初に赴任した学校のある、
Buronga という田舎町に今も住む夫婦は、
舅も姑もいないも同然で、父を亡くしたばかりの私に、
まるで義理の娘のような錯覚をおこさせてくれました。
日本の歌の楽譜を持って行くと、飛んでリコーダーを掴みに行って、
夢中で「川の流れのように」や「青い目のお人形」を練習していました。
カプチーノの機械をよく知らない私でしたが、
「Noriko、カプチーノ入れてくれる?」と最後の日に言われたら、
何だか嬉しかったのです。ひどいのを作ってしまいましたが・・・
藪しかない場所を刈って、自分で一から作ったという手作りの家は、
欲しい物を欲しい所に作ってあり、夫婦の夢があふれていました。
ピアノのある家に頼んでおいてくれ、一緒に演奏しました。
ハーモニカを吹いた実の父とは、一度も一緒に演奏してあげなかった、
旅の間、何度か、そんな風に父のことを思い出して胸がつまりました。
息子は Sydney にいます。
1人は都会でおしゃれに暮らす人です。
家で静かにPCを前に時々仕事をして、「これが僕の仕事」と余裕を見せます。
スマートです。結婚はせず、料理も上手です。
不足はなく、完成されています。
言うべきことははっきり言います。
「僕の家は君の家」と快く宿を提供してくれます。
友達を作るのもきっと上手です。
もう1人の息子は同じ都会、Sydneyで苦戦しています。
仕事を替わったばかりで、家も改装中で、よく先は見えませんが、
娘の顔を見る時の顔は、父親にそっくりです。
田舎の素朴さを残したままの人です。
人一倍スマートな11歳の娘と、好奇心満々に質問してくる7歳の息子は、
しかし現実は悲しく、娘は鬱がきつく自傷行為を行い、
息子は学習障害児と学校から言い渡さています。
田舎の祖父と祖母はそれを知りません。
桜の塩漬けがカップの中で広がるのを見て「わぁ~っ」と目を輝かせた
11歳の女の子が、、自傷?
おじさんの模型ヘリコプターを壊さないように慎重に言うことを聞き、
「岩おこし」は僕の国の言葉では何ていうの?と聞いた
7歳の男の子が、、学習障害?
さらに田舎のHillstoneという町には、
3代も続く大きな大きな農場を12年前に手放した家族がいます。
干ばつのためです。銀行はもうお金を貸してくれませんでした。
3人の息子は方向転換を強いられました。
1人は小さなその町で1つの車の修理屋を経営しています。
1人は別の小さな町で妻の母と妻の強すぎる絆に悩まされています。
1人はアボリジニの女性と結婚しました。
兄夫婦は、働かず政府の庇護で収入を得るアボリジニを軽蔑さえしています。
最後の晩に開かれた家族の食事会は、
実は、前にPが来た4年前以来だった、と、
Pは、こっそり父親から聞かされました。
ミルキーウェイを毎夜美しく仰ぐ家で、それでも、
古いエレクトーンを弾いて、Pと私と夫婦の4人で毎日楽しく歌いました。
小さな町では、どこで誰が昨日何をしてたか、明日何があるか、みんな知っています。
そんな箱庭みたいな町の老人ホームでプチライブをしました。
町のあちこちで声をかけてくれた人達が、
オールスター集合みたいに、集まってくれました(笑
老人というけれど、
97歳でもシャキシャキと歩き、くるくると笑います。
人生の大先輩達は、めちゃくちゃ強くて、たのもしいです。
Pも立つ瀬がありません。小気味がいいです(笑
何にもない Hillstone の町で運転しているとき、PがCDをかけてくれました。
自然と涙が、出て、出て、止まりませんでした。
"I still call Australia home♪"
*** ***
Buronga で、Dのリコーダーの講師、Sullivan家のピアノをお借りする。
Hillstone で、W家の古いエレクトーンを借りてプチライブの準備中。
HillstoneのLachlanLodgeで、プチライブに使わせて貰ったピアノは、
足元のペダルを出して、紙ロールをセットすれば、自動演奏ピアノに早変わり。
プチライブが終わって、W家の長女にあたるTと。とっても愉快な人なのだ♪
SydneyのG宅でのシンセを弾かせてもらい、Gの義理の姉、Vに、
"Night and Day"と"Summertime"を見事な美声で披露してもらいました ^^
by noirworldwide
| 2011-07-27 08:00